冷え性に効くポーズ

冷え性の原因というのは様々あります。ストレス等の精神的な要因からなるホルモンバランスの異常、自律神経失調症による局所の貧血、手足や末端の血行不良、また婦人科疾患などの疾患が原因となっているケースもあります。加えて、骨盤のゆがみや運動不足、酸性食品の過剰摂取なども冷え性を引き起こす原因になってくるのです。今回ご紹介するのは「ヒバリの変形ボーズ」です。足腰に刺激を与え、下腹部の血行を良くするのに効果的と言えるでしょう。更に、骨盤のゆがみを矯正し、背中のゆがみによって起きる鬱血、癒着を解消し、背骨を整えてくれるので自律神経失調にも効果がありますよ。まずは正座の状態から左足を真後ろへ伸ばしましょう。

この時、上体が捻じれてしまわないように真っ直ぐ前を向く事がポイントです。腰・背中を立てて、お尻をかかとの上にしっかり乗せましょう。続いて、伸ばした足と同じ側の手、今回の場合伸ばしている足は左足ですから左手を上から背中へ回します。右手は下から背中の方へ回して身体の後ろで両手をつなぎましょう。手がつなげないという場合は、無理せず届くところまで伸ばし、両手をつないだイメージで行いましょう。そのまま息を吸いながら腰・背中を伸ばし、息を吐き出しながら上体を反らします。目線は後方の天井で10呼吸キープが目標です。再び息を吸いながらゆっくりと元の姿勢に戻り、正座になって1呼吸。

今度は足を入れ替えて反対側も同様に行います。左右終わったら、やりにくいと感じた方をもう一度行いましょう。やりにくい方を再度行う事で、身体がどんどんほぐれていきます。ほぐす事によって元の正しい位置に戻ろうとする力が蘇ってきます。自身の力で身体が調整されるのです。どちらがやりにくい方が分からないという事もあるでしょう。その場合は後に行った方をもう一度行うと良いでしょう。というのも、最初に行った側は、無意識に普段から使い慣れている方の筋肉・神経なのです。つまり癖のようなものです。癖も歪みの1つですので、そのまま放っておくと身体の左右のバランスが崩れていきます。癖のある段階で身体を調節する事も、とても大切な事なのです。