ヨガの教え

ヨガ(Yoga)という言葉は、サンスクリット語の動詞の「ユッジュ(Yuj)」という言葉が名詞化したものです。「馬を馬車に結び付ける」という意味があります。「馬があちらこちらに勝手に飛び出さないようにつなぎとめておく」という事。つまり、「心と身体は1つのもの」であり、人間の五感(目・耳・鼻・口・皮膚)が外からの刺激に迷って走り出そうとするのを、心にしっかりと結びつけて浄化し、悟りの境地(平穏な心)を高め、心と身体を融合させて調和・統一をはかろうという事を意味します。

どのように身体を使ったらよいのか、どのように呼吸をしたらいいのか、どのように睡眠を取ったら良いのか、どんな物を食べれば良いか、その1つ1つに真実を教え、欲望をコントロールして自分の理想に向かって自己実現を可能にしてくれるもの、それがヨガだと言えるでしょう。ともすると、ヨガというのは「哲学」のようでもあります。ヨガをする事によって、自分の望む「健康」、理想とする「美しさ」を手に入れる事が出来、1つ1つが持つ細胞の能力が引き出され、「直観力」「超自然能力(=集中力や記憶力など)」がどんどん湧き出てくるとされているのです。