むくみ除去

リンパ管の流れが悪くなると、リンパ液は滞り、老廃物も溜まり、身体がむくんできます。全身症状として怠さが取れない、化粧ノリが悪いといったものが生じてきます。特に脇の下、そして鼠蹊部(太ももの付け根)にあるリンパ管をしっかり刺激してあげる事でリンパの流れを良くしましょう。老廃物を外へ排出する事を意識しながら行っていきましょう。まずは仰向けの姿勢から、合蹠(がっせき)します。合蹠は胡坐と似ていますが、両ひざを曲げて外側に倒し、両足の裏をくっつけるポーズです。ヨガにおける基本的な座り方の1つですね。この仰向けで合蹠の姿勢になった状態で、右手は耳の真上にまっすぐ伸ばし、左手は肩と一直線に横真っ直ぐに伸ばし、手のひらを下に向けて床に置きます。足の裏を合わせたら、かかとはできるだけ身体の方に引き寄せます。息を吸いながら、腰・お尻・脚を上げ、顎を引きます。足先と肩周りで全体を支えるような形になります。息を吐きながら、上げた腰を真横に伸ばした手の方へねじります。今回の場合だと左ですね。ねじった状態で10呼吸キープしましょう。キープしたら、息を吸いながらゆっくりと身体を戻しましょう。お尻を床に戻して1呼吸、手を入れ替えて反対側も同様に10呼吸キープします。顔はまっすぐ上を向いて傾けないようにし、指先への意識を忘れないように。足の裏同士も離れないように気を付けましょう。最後に両手両足を伸ばし、手を斜め下へ伸ばして仰向けのくつろぎのポーズを2~3呼吸とったらフィニッシュです。ねじりにくいと感じた方があれば、くつろぎのポーズの後に再度行うとより良いでしょう。鼠蹊部や股関節の辺りが硬くなって、リンパの流れが悪い状態という事ですので、もう一度伸ばしてほぐしてあげるのです。完成ポーズの時、10呼吸キープとお伝えしていますが、無理は禁物です。最初は半分の5呼吸ずつでも構いませんから、少しずつでも継続する事を第一に考え、徐々に呼吸数を増やしていけると良いですね。

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