生理痛から解放される

生理痛や生理不順は、骨盤のねじれや歪みに転因する事があります。生理の日にヨガをしても良いのか、と不安に思う人もいるかもしれません。確かに個人差はあるものですし、頭痛・腰やお腹の鈍痛など諸症状があったり、或いは精神的にも不愉快だったりします。生理前後の諸症状が酷いという場合には月経前症候群(PMS)や別の婦人科疾患の可能性もありますが、しかし生理そのものは病気ではないので、体調が良いのであれば無理のない範囲でヨガを行うのは良いと思います。今回ご紹介するのは「開脚のポーズ」。特に下腹部を刺激するポーズだと言えます。骨盤を中心に開く事により、歪みを取っていきます。

また、股関節を開く事によって骨盤の中も緩み、骨盤内の血行も良くなっていきます。それではまず初めに、座った状態で足を左右に大きく開きましょう。無理はせず、開ける所までで結構です。そうしたら右を向き、右足を挟んで床に手を置きます。ゆったりと息を吸いながら、腰・背中を伸ばしましょう。かかとを立てて、息を吐きながら右足に前屈していきます。息を吐き切り、前屈しきったら10呼吸キープです。息を吸いながら、ゆっくり身体を戻します。向きを変えて反対側も同様に行いましょう。このポーズのポイントは、「かかとを突き出す」「膝を曲げない」「出来るだけお尻を床から離さない」ように前屈する事です。左右終わった後、やりにくかったと感じる方をもう一度行いましょう。そうする事で、骨盤のゆがみを矯正する事に繋がります。