ポジティブになれる

「身構え」「気構え」「心構え」のうち、「身(姿勢)」と「気(呼吸)」をコントロールすれば心は出来上がる、とヨガでは教えられています。悩んだり、くよくよすると、どうしても前かがみの前傾姿勢になってしまいがちなのではないでしょうか。今回ご紹介するポーズは、腰にも刺激を入れ、胸郭を大きく開いて腹式呼吸をします。重心が下半身に落ち着いて、泰然自若の大きな気持ちになれるでしょう。うつむき加減の前傾姿勢、猫背を矯正して、身体のゆがみを改善し、一緒に心もポジティブにしていきましょう。

まずは直立姿勢から、足を肩幅の広さに開き、足先を平行にして立ちましょう。足の親指に力を入れると、行動力が湧いてくるので、足の親指を意識して行うと良いでしょう。左足の太もゆっくりもの後ろに左手のてのひらを置きます。ゆったりと息を吸いながら、右手を耳の辺りまでゆっくり上げます。内臓を引き上げるような意識を持ち、腰・背中を伸ばしながら手を真上にあげましょう。そこから。息を吐きながら上体を反らします。息を吐き切り、反らしきった状態を5呼吸キープします。再び息を吸いながら、ゆっくりと上体を戻します。反対側の腕も同様に行いましょう。以上で終了です。

キープしている時は、指先を通して遠くを見るようにします。お尻の手を滑らせるようにすると上体がよく反れて、腰に大きく刺激が入ってきます。上体がねじれてしまわないように真っ直ぐ後方に倒す事がポイントです。このポーズを1日1~3セットくらい行うと、心や身体もどんどん改善されていきます。全身を動かす為、身体が柔軟になります。間接各部に負荷がかかり、強化されるので、捻挫や骨粗鬆症の予防にも効果があると思います。また、背筋が引き締められて、背中のぜい肉も取れてくるでしょう。